投資家の皆様へ

　平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
　2024年は、年始に発生した能登半島地震をはじめ、国内外で豪雨による大規模な水害が起こるなど、多くの甚大な災害にみまわれた一年となりました。さらには、長期化するウクライナや中東での対立、アメリカ大統領選挙におけるトランプ氏の再選などの安定さを欠く国際情勢や、大きく変動する為替等の影響を受けて、国内の経済情勢も揺れ動いており、先行きが不透明な状況が続いております。一方で、オリンピックでの日本選手の活躍やドジャース大谷選手の素晴らしい記録達成など、世界で躍動する日本人の姿に今後の日本経済を重ね合わせ、力強い回復が望まれております。
　このような情勢のなか、当社は応急仮設住宅の施工など被災地の復旧に優先的に取り組むとともに、リユース可能なモバイルスペース事業を展開することで環境問題の解決にも貢献すべく活動してまいりました。あわせて、展示場新ブランドMOPAQへの既存店舗のリニューアルや、お客様がご利用いただけるレンタルスペースの開設を積極的に進めるとともに、原価低減活動を推進してまいりました。これにより、2024年度中間期の連結業績は売上高、利益ともに前年を上回り、堅調に推移いたしました。
　11月には、第2回目となる自社施設MS CAMPUSを広く地域の皆さまに開放したイベント「MS OPEN CAMPUS」を開催いたしました。プロスポーツチームとの交流や、地域で活躍されている各団体によるダンスや音楽のステージ、キッチンカーやマルシェなど、様々なイベントを通じて賑わいを創出し、多くのご来場者に楽しんでいただきました。今後も全国のMOPAQでも様々なイベントを計画し、地域の活性化につながるよう活動してまいります。
　これからも弊社の基本理念である「社会への貢献」を実現するために、2024年4月に策定したVISION2050「モバイルスペースを世界の常識にし、ハピネスがあふれる社会の実現に貢献する」の達成に向けて邁進してまいります。
　ステークホルダーの皆様におかれましては、今後ともより一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。