浪江町南産業団地に木材加工の新工場を建設。 浪江町と立地に関する基本協定を締結いたしました。
三協フロンテア株式会社(本社:千葉県柏市、代表取締役社長:長妻貴嗣)は、福島県双葉郡浪江町の南産業団地に木材加工の新工場を建設するため、2025年4月18日、浪江町と「木材加工工場立地に関する基本協定」を締結いたしました。
■新工場の概要
建設予定地 | 浪江町南産業団地 |
|---|---|
着工 | 令和7年5月(予定) |
竣工 | 令和8年春(予定) |
敷 地 面 積 | 25,100㎡ |
建 築 面 積 | 約3,650㎡ |
取り扱い製品 | ユニットハウス及び木材加工品 |
■浪江町に新工場を建設する背景
当社で製造を行っているユニットハウスは鋼材を主原料としていますが、近年、建築物に対する木材利用の促進が加速していることを受け、ユニットハウスの木材使用比率を向上させる取り組みを進めています。この取り組みにおいて木材の仕入が必須となります。
浪江町は令和2年3月に「ゼロカーボンシティ」を宣言し、令和5年3月には「地球温暖化対策総合計画」を策定するなど地球温暖化対策に積極的に取り組み、当社の目指すリユース可能なユニットハウスによる環境負荷低減の方針と一致しています。浪江町役場産業振興課をはじめ、近隣企業とも連携を図り、福島県産の木材を最大限有効活用しながら地域産業の活性化に貢献してまいります。
また、当社は国内の主要生産拠点を茨城県、新潟県に有しており、当工場で生産した木材加工品を無駄なく、スムーズに供給することができる立地として浪江町南産業団地が最適地であると判断しました。
■地域経済への貢献
原材料である原木の購入は福島県産材率100パーセントを目標とすることで、東日本大震災からの復興を目指す福島県の森林再生や林業の再興に貢献します。併せて、福島県への人口流入の促進、地域産業の活性化に寄与できることと考えています。
当工場で生産した木製部材は福島県の運送会社と連携し近隣工場への供給を行うことで、林業のみならず、運送業界の活性化にも貢献します。西日本、九州方面への供給は小名浜港を活用した海上輸送を検討しています。陸送と比較し、CO2排出量を削減することができ、カーボンニュートラル実現への貢献にも繋がります。
■設備投資に対する補助金の活用
新工場の建設費及び設備導入費は、「自立・帰還支援雇用創出企業立地補助金」制度を活用することにより、総投資額を抑える事業計画を進めています。
お問い合わせ先
●三協フロンテア株式会社 総務部 TEL:04-7133-6666