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建設現場事務所/休憩所
株式会社大林組
東京都と千葉県の間を流れる江戸川。その水閘門の老朽化に伴う改築工事を担う大林組様の建設現場に、三協フロンテアのユニットハウス「MOBILESPACE」を採用いただきました。
近年、オフィスワークを中心に、労働環境の改善や生産性向上を目的とした取り組みが広がっています。一方、建設現場では効率性や経済性が優先され、仮設建築物という特性もあり、働く環境の改善が十分に検討されてきたとは言えませんでした。
さらに建設業界では、作業員の高齢化や職人離れ、後継者不足といった課題が深刻化する中、生産性の向上とともに、「ここで働きたい」と感じられる魅力的な職場環境づくりが強く求められています。こうした背景のもと、大林組様はいち早く建設現場の働きやすさ向上に着目。従来にはない新しい現場事務所や休憩所の実現に向けて、弊社へご相談いただきました。
水閘門の改築工事は、長期にわたるプロジェクトです。その中で今回受注された江戸川水閘門改築(Ⅰ期)工事において、現場で働く技術者や作業員の安全性と快適性を重視し、「ここで働きたい」と感じられ、人が集まってくる環境づくりがスタートしました。
大林組の現場所長様からは、
「よくあるプレハブの現場事務所のような空間にはしたくない」
「長期間通う現場だからこそ、拠点となる職場環境にはこだわりたい。コストがかかっても、将来の人員確保につながるのであれば先行投資と考えている」という想いをお持ちでした。
採用の決め手となったのは、完成後の姿を具体的にイメージできるパースによる提案と、豊富なオプションパーツでした。完成イメージを事前にパースで見ていただくことで、「どのような事務所になるのか」を早い段階から関係者間で共有でき、共通のイメージを持ちながら検討を進めることができました。
外観は、現場事務所にありがちな無機質で仮設的な印象を抑え、現場の「顔」として印象に残る佇まいを目指しました。木調のルーバーパネルを取り入れることで、周囲の景観になじみ、温かみのある印象を演出しています。また、FIXガラスパネルやガラスドアを多く採用することで、室内をより明るく開放的な空間になるように計画。さらに、江戸川を望む半屋外空間のバルコニースペースが、心にゆとりを与え、執務時も休憩時も、心地よく過ごせる環境を目指しました。
その結果、「従来の現場イメージを変えたい」という想いに寄り添いながら、人が自然と集まり、会話が生まれる理想の空間が実現しました。
事務所棟は、インナーバルコニーを採用し、エントランスにゆとりのある空間を創出。2階のバルコニーからは現場全体を一望でき、半屋外の多目的空間としてくつろぎの場にもなっています。
休憩所棟には、ソファー席やコンセント付きカウンター席をはじめ、シャワー室、仮眠スペース、女性専用ルームなどを整備。長時間の作業後でも快適に過ごせるよう、細やかな配慮が施されています。
さらに、屋根上にはソーラーパネルを設置し、環境への配慮を“見える形”で表現。長期工事現場におけるエネルギー意識や環境意識の向上に加え、将来的なZEB対応を見据えた発信にもつながっています。
実際に利用された方からは、「他の建設現場では見たことがない休憩所だ」
「作業員同士の会話も弾み、仕事のモチベーションにつながっている」といった声がよせられ、現場で働く人にとっても、魅力的な環境として好意的に受け止められている様子がうかがえます。
今後も三協フロンテアは、お客様に寄り添い、働く人にも環境にもやさしい空間づくりをサポートしていきます。









