公益財団法人 日本財団ボランティアセンター様は、世代や立場を問わず幅広い人々にボランティアの機会を提供し、研修や育成を行っている団体です。
多様な活動の中でも、災害ボランティアの育成と支援は、継続的に力を注いできた重要な分野の一つです。
茨城県つくば市に整備された研修施設では、「平時のトレーニング」と「有事の実動」をつなぐ日本初の拠点として、MOBILE SPACEをご利用いただいています。
ここでは研修にとどまらず、資機材の活用や将来的な運用の広がりも見据えた計画が進められています。
災害ボランティアの活動は、これまで発災後の現地対応が中心でした。一方で、平時から本格的なトレーニングを行う場所は限られており、体系的な環境を整えることが課題となっていたといいます。
「平時のときから本格的なトレーニングをする場所がありませんでしたので、そういったものの必要性が迫られていました。」
いつ起こるかわからない災害に備え、できるだけ早く拠点を整えること。その思いから研修施設の計画はスピード感をもって進められ、着工から竣工まで約2か月半でのお引き渡しとなりました。
今回、研修施設の建築にあたり、お客様は在来工法など複数の工法を検討しておられました。あわせて、「単なるプレハブではなく、機能的でおしゃれな空間を創りたい」という考えも持たれていたといいます。
そうした中で三協フロンテアを知るきっかけとなったのが、つくば市内にある展示場でした。さらにホームページなどもご覧になり、他工法と比べて半分以下の期間で完成するという工期の短さも、魅力の一つとして挙げられていました。
こちらの物件では、将来の運用を見据えて間仕切りを設けずに広い空間にした点も特長です。将来研修内容が変わっても、自在にレイアウトを変更できるという、モバイルスペースの特長を活かした設計となっています。
開所後は多くのボランティアが研修で訪れ、施設は日常的に人が集まる場となっています。建物の使い勝手についても、「使いやすい」という声が聞かれ、運用の中で実感が積み重なっている様子がうかがえました。
外向きに設けられたバリアフリートイレや芝生スペースは、有事の際に近隣住民が利用できるよう想定されており、この場所自体が地域の防災拠点となることを見据えた設計です。被災地へ向かう拠点であると同時に、地域を支える場でもあるという構想が、施設の在り方に反映されています。
また、同様の活動に携わる関係者の見学や行政関係者の視察が相次ぐなど、取り組みへの関心も広がっています。
「新しいボランティアカルチャーを日本につくる」というビジョンのもと、平時のトレーニングと有事の実動をつなぐ拠点として、この施設は今後も役割を重ねていく存在といえそうです。









