茨城県土浦市で46年にわたり地域に根ざした営業を続けてきた、有限会社テニスショップトップ様。
ソフトテニスやバドミントンなど、ラケットスポーツに特化した専門店として、競技者から初心者まで幅広い層に支持されています。
今回、同社は創業以来初となる店舗移転を実施。新店舗の建築にあたり、三協フロンテアの「モバイルスペース」を採用し、デザイン性・短工期・自由度の高い空間設計を活かした店舗づくりを実現しました。
長年使用してきた旧店舗は、建物の老朽化に加え、駐車場の使いづらさや行政区画上の制約といった課題を抱えていました。
これらを個別に解消するのではなく、「移転」という選択肢によって一気に課題をクリアしようと、新店舗計画がスタートしました。
また、今回の移転は事業継承のタイミングとも重なっており、「これから先の10年、20年をどう歩んでいくか」を見据えた重要な節目でもありました。
三協フロンテアとの出会いは、代表・小林様の自宅近くにあった展示場がきっかけでした。日常の中で目にしていたモバイルスペースに興味を持ち、Webサイトを確認した後、実際につくば展示場を訪れたといいます。展示場で実物を体感したことが、店舗づくりのイメージを大きく広げたようです。
話を伺う中で、特に印象的だったのが「どんな気持ちで店に足を運んでほしいか」という視点でした。
「特に子供たちが“もっと上手くなりたい、かっこよくなりたい”という思いで来た時に、萎縮してがっかりして帰ってしまうような店にはしたくなかったんです。ある意味、こちらとしては“かっこつけたい(ワクワクさせたい)”という思いが強くありました。」
その言葉どおり、外観には思わず足を踏み入れたくなるような存在感があり、一方で中に入ると、外から想像する以上に奥行きを感じる空間が広がります。
箱型構造だからこそ実現できる自由度の高い空間構成も、店舗づくりを検討する上で大きな魅力だったようです。
「外から見るよりも中が広く感じられる点や、レイアウトの自由度の高さは、展示品を実際に見て初めて実感できました。」
新店舗の検討にあたっては、テナント物件や居抜き物件、他工法による建築など、複数の選択肢が比較されました。相見積もりを取りながら、コストやサイズ感、運営面での使いやすさを総合的に検討されたといいます。
最終的な決断の軸となったのは、「デザイン」「工期」「提案力」の3点でした。
中でも印象に残ったのは、要望をそのまま形にするというよりも、その背景にある考えやイメージを丁寧にくみ取ろうとする姿勢でした。
「こちらのイメージ以上の提案をしてもらえたことが大きかったです」
土地手続きに時間を要する状況の中でも、繁忙期を見据えたスケジュールで計画が進められ、その都度生じる細かな調整にも柔軟に対応していたことが、結果として安心感につながっていったように感じられます。
完成した店舗は、「かっこよさ」と「居心地の良さ」を両立した空間に仕上がりました。
入口から店内全体を見渡せるレイアウトや、視線の流れを意識した動線設計により、初めて来店するお客様でも入りやすい雰囲気をつくっています。
オープン後は、常連客から「かっこいいけれど落ち着く」「広くて見やすい」と好評。
子どもたちが自然と入ってくる姿からも、狙い通りの空間になっていることが感じられました。
今後は10年、20年と長くこの場所で店舗を運営していく中で、買い物だけを目的としない、情報交換や交流が生まれる「基地(ベースキャンプ)」のような存在を目指されています。将来的な増築や移設にも対応できるモバイルスペースの特性を活かしながら、地域に根ざした専門店として、これからも多くの人に親しまれる存在であり続けてほしいと感じました。









