ギリギリまで、あきらめない力。

建築が好きでした。卒業研究のテーマは、場所にあった建築のデザイン。院に進むほど建築にのめり込んだ私が、三協フロンテアを選んだのは、ユニットハウスの可能性に惹かれたから。普通の建物を1戸建てるなら、場所にあわせて、ものすごく格好よくすることはいくらでもできる。でも、ユニットハウスはどこに置いても、機能しなければならない。マルチに対応するために、ベストバランスを考え抜かれたデザインなんです。カッコイイことは、大前提。たとえば、カッコイイ車がどこを走っても格好いいように。ユニットハウスもそうあってほしい。耐久性を守り、性能を守り、設備を守りながら、極限まで無駄を省いていく。根気のいる作業です。上司は「もっと良くしよう」という意志が揺るがない人。直前まで、あきらめない力が、本当にすごい。工場に図面を出すギリギリまで、「もっと良くしよう」は続きます。正直体力的にもきついんですけど、なんて弱音は一切吐けません。

会社をひっぱっていくような
建築士へ。

「設計でいちばん大事なのは、設計力もそうだけど、直前まで改良をあきらめない体力だ」上司の言葉を胸に刻みながら、仕事に取り組んでいます。今、ちょうど中庭に立っているのは、最近私が手がけたユニットハウスの試作です。試作品は、中庭にどーんと置かれるだけにみんなの注目の的。お披露目するやいなや、いろんな人から質問が飛んできます。密かに嬉しかったのは「雨樋のパイプ、まだついてないんじゃない?」と聞かれたこと。パイプの存在感を消すために、柱に沿うデザインに改良していたんです。「実は、ついてるんですよ」そう答えるときは、思わずにやにやしてしまいました。イチから図面をつくって、試作を中庭につくる上司の背中をみて、ずっと憧れていただけに、自分もやっとそのレベルに近づけたと思うと感慨もひとしおです。いつかは、会社をひっぱっていくような建築士になりたい。建築界も舌を巻くような製品を送り出して、三協フロンテアのユニットハウスをもっともっとメジャーな存在にしたい。密かに考えています。