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三協フロンテアの、いいところでもあり、たいへんなところでもあるのですがけっこう野放しです。放任主義です。だから手塩にかけてやさしく大切に育ててほしい、というタイプより「責任をもって自由に仕事をしたい」「オレに任せてくれ」そんな向上心あふれる人こそイキイキと働ける環境だと思います。
企画系の仕事がしたいという漠然とした思いで入社。入社2年目までは、先輩の下で仕事の基礎を勉強していました。たとえばダイレクトメールなどの広告を行った後の数字的効果検証、チラシの制作、ユニットハウスの販売サイトの企画制作など、のぞみどおり「企画」の仕事をしていました。
いつでも心がけてきたことは、自分からガツガツ学びにいくこと。先輩はみんないそがしいですが、そこを遠慮していたら、自分が成長できません。自分で答えを考えて、意見を仰ぐ。そして自分で決めて、責任をもって動かす。そんな反復横跳びをくりかえすうちに、一人で任される仕事の範囲がどんどん増えていきました。
そして3年目。「いちど、現場を経験してこい」と営業に配属。商品知識はそれなりに備えていたので、自信もありました。けれど、打ち砕かれました。人と人。一対一のコミュニケーションの場では、販売サイトで謳うような美辞麗句は関係ない。この道何十年の現場の担当者に「ワカゾーが生意気な」とつき返されたり、企画を経験した自分にしかできない攻め方をしようと頑固になって、担当を変えてくれ、と言われることもありました。しかし、まちがいなく、成長のターニングポイントになりました。
ユニットハウスが売りの現場でどう捉えられているのか?そして、自分という人間は何が強みで、何が弱点なのか?(作戦を考えるのは得意。負けず嫌いで、頭を下げるのは苦手)
「現場」が、先生になってくれた。
「自分の世界」を広げてくれた。
その後、再び企画に戻り、大阪の店舗開発のプロジェクトに携わりました。会社としても、西のマーケットを広げていく大きな挑戦。本社で「企画」を考えていたときとは、ちがう自分がいました。看板の出し方、広告の打ち出し方、営業の心情を理解して、店長とひざをつきあわせて打ち合わせを重ねる自分がいました。
この目で見た営業の実際。この足で、かけまわった日々。怒られたこと。認めて頂いたこと。誰かに教わったことではなく、本で読んだことでもなく、実体験の数が、腹におちた経験だけが、強く、大きく、人を成長させるのだと思います。(ただ忙しいから放任主義だと思っていたけど、もしかして、それをわかっていてのこと!?)
いまは本社に戻り、キャンペーンの立案など、入社当時はお手伝いレベルだった仕事を、自分が中心となって手がけています。派手なキャンペーンをやれば売れる、という簡単な仕事ではありません。どこの市場にニーズがあるのか?営業のモチベーションを高めるインセンティブの設定は?市場を動かす原理と、人間が動く原理を理解して、総合的に戦略を練っていく。どこまで大きな視野に立てるか。ここでも自分の「大きさ」が問われ続けています。
学生の皆さんは「企画」という響きに憧れると思います。私も実際そうでした。
でも、営業や、現場の「実際」もよーく調べてみてください。
「ユニットハウス」の「売りの現場」という地味で泥臭い響き。
その中には、人を大きくしてくれる、キラッキラの宝物が眠っています。


