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大学時代は、バドミントン一筋でした。ぼくの人生のすべてと言いきれるくらいに打ち込んできました。
大学4年間という、人生の中でいちばん遊びたい時期。歯を食いしばって練習にうちこむ自分がいました。
でも、届かなかったレギュラーのポジション。くやしくて、くやしくて、しかたなかったです。実業団選手への夢はおろか、レギュラーにもなれず、人生ではじめての挫折を味わいました。
周りがリクルートスーツに身をつつんで熱心に企業研究をしていても、気持ちはどこか、上の空でした。
真剣に、就職活動と向きあっていなかった。
「どこの会社に入っても、仕事はおなじ。自分ならなんとかなる」それくらいに、社会を考えていましたから。(いま思えば、超甘かった…)
4月1日。
「やるからには結果をだしてやろう」そう意気込んで入社しました。大学時代のバドミントンでの屈辱。忘れられない悔しさ。
「もう誰にも負けたくない。仕事で一番になってやる」そんなハングリー精神も手伝って、メラメラと燃える自分がいました。
研修を終えて、ヨーイドンで営業を開始。同期の中で一番早く受注してやろう、とココロに決めていました。
1ヶ月が経ち、2か月が経ちました。
夏。周囲が次々と受注を決めて売上をあげていくなか、まったく受注をあげない男が一人いました。ぼくでした。
根拠のない自信と鼻っ柱をポキッと折られたぼくは、ここで、新しい展示場に配属となりました。
しかしここで、出会いがありました。いい先輩たちに恵まれました。電話の取り方や言葉遣い、お客様への接し方。オフィスの掃除。
同期のビリを走るぼくに、徹底的に、見捨てずに、社会人としての基本、営業のイロハをたたきこんでくれました。
「いいか、斉藤。1年目のこの時期ですべてが決まる。
契約できるかできないかじゃないぞ。
どれだけ粘り強く、熱意をもって営業できるか。
それを自分で学ばなきゃダメだ」
「よく聞け、斉藤。営業は目配り、気配りの仕事だぞ」
「考えろ、斉藤。お客さんはどうして
展示場にやってくるんだ?何か希望があるから、
何かで困っているからユニットハウスを求めにくるんだろ。
いい加減、相手の気持ちになれよ」
せ、せんば〜い(涙)
熱く仕事の指導を頂いては、ぼくはよく泣きました。社内に「泣き虫斉藤」の評判が広がりました…でも、くやし涙じゃないんです。
本気で自分の成長を考えてくれているのが、ヒシヒシと伝わってきて、うれしくて…それで、涙が…
同期の中では最後になってしまったけど、ようやく1棟のユニットハウスを売ることができました。 先輩たちに報告すると「あ、そう」と一言…たぶんそれは「それくらいで浮かれるな」「もっと上をめざせ」という、熱いメッセージの裏返し…
半年ほどお世話になって、1年目の冬。「おまえならできる」と1人でちいさな店舗を任されました。大型受注を決める自分がいました。 バドミントンの道に挫折して、中途半端な気持ちで就職した自分はいま、新しい夢を追いかけています。
ここで、ナンバーワンの営業になる。
もしも、あの頃の自分と同じように、何か一つに打ち込んで、挫折して、人生にうちひしがれている人がいたとしたら、 こう、メッセージを送ってあげたいです。
「なにかに本気で打ち込んだ根性は、どんな会社でも、どんな仕事でも、かならず役に立つときがくる」
うちは体育会系、挫折経験者、大歓迎です!


