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常に時代の先を見つめ、社会ニーズに応える製品を自ら考え、設計・製造し販売する。これは下請け企業からの脱却を目指して三協フロンテアが設立して以来、脈々と受け継がれるDNAです。
当社が世の中に生み出してきた製品の一部をご紹介します。
1960年代後半、建設業界の活況と裏腹に、現場の作業員は劣悪な環境で働いていました。建設現場の環境改善に役立ちたいと考え、生まれたのが当社第一号製品となるコンテナバスです。品質の高さが価格にも反映して、「夢を追いすぎる」との批判もありましたが、このレベルのものが必要になる時代が来ると信じて、開拓の志をもって開発しました。その後、建設業界全体が作業環境を見直すようになると、コンテナバスは見事に売れ始めます。まさに独壇場となり、世間では「風呂のフロンテア」と呼ばれるほどでした。 コンテナバスは、建物というより部品の組み立てで作り上げる機械の発想に近く、パーツは小規模な工場での大量生産を可能にし、改良、改修に最適でした。この技術は、後年、三協フロンテアの大黒柱となるユニットハウスの原型となっています。
ハウス市場視察のため米国を訪れた長妻(現取締役会長)は、2段式パーキングを目にしました。広大な土地を持つ米国でこれだけ普及しているのなら、土地が狭い日本ではもっと需要があるに違いない。帰国した長妻は早速開発に取り組みました。「アメリカで生まれ、日本で育ったパーキング」として1971年に販売を開始。日本で最も早い時期のパーキングです。1980年代には日本社会に車ブームが到来し、機械式立体駐車装置の普及は加速しました。平成18年6月から駐車違反の取り締まりが厳しくなったことを受け、ますます需要は高まっています。
コンテナバスに続き、建設現場の環境改善を行うためユニットハウスの開発を行いました。1973年のことです。施工性と輸送効率の向上のため、折りたたんで運ぶ方式を実現。これは世界初の試みであり、建築と機械加工技術の融合により生まれた当社のオリジナルです。また、キッチンやエアコン、トイレなどをハウス内部に簡単に取り付けられるカプセル方式を採用。システマチックに誰でも簡単に組み立てられる各種カプセルは、多様なニーズに柔軟に対応します。さらに、パネル方式を採用することで、窓や壁、出入り口の位置は自由に選択できるようにしました。欧米では間取りが固定されたハウスが主流でしたが、土地の面積が小さい日本では、土地の条件に応じてさまざまな間取りのパターンに対応できる必要があったためです。 1990年代には建設業の3K(危険、汚い、きつい)のイメージを払拭しようと、大手建設会社が相次いで建設現場事務所としてユニットハウスを活用し始めました。
早くから環境問題に関心をもっていた当社では、リサイクル可能なタイルカーペットを開発し、2003年にカーペット業界で初となるエコマークを取得しました。従来のタイルカーペットは、各素材ごとの分別・回収は不可能でした。当社の開発したリサイクルカーペットは、簡単な加工を加えることで素材ごとに完全に分離することができます。ユニットハウスとともに、このタイルカーペットもご利用いただいています。
1973年に最初のユニットハウスのレンタル・販売を開始して以来、改良を重ね、様々なシリーズのユニットハウスをリリースしています。「より早く、より安全に、より強く、よりうすく、より安く」を開発の基本コンセプトとして、2007年には、折りたたみ式のユニットハウスの大幅な改良を行い、新製品をリリースしました。
開発したさまざまな製品は、そのほとんどが自社工場で生産されています。また、開発の過程で使用する実験装置そのものの設計や、生産ラインの構築も自社で開発して実施。開発のスピードをあげるだけでなく、自ら作ったものに責任と誇りをもつ、という姿勢が表れています。