三協フロンテアはユニットハウスを利用した建築物件の販売事業を強化する。パソコン上で3次元の完成イメージを提案できる「ルームナビ※」を全営業拠点に導入を完了し、営業拠点のショールーム化を進める。製品のバリエーションなどを研究する建築技術者の採用も積極化する。嗜好や用途のバラつきが少ない企業の事務所向けを中心に、建築物件販売事業で08年3月期は前年度比10.9%増の34億円の売上を目指す。
ユニットハウスは工期が約1日と短いことや移設が簡単なことから、購入企業にとってスムーズな営業展開が出来るメリットがある。同社では地方に営業拠点を置く企業や、流行が大きく影響するカフェ、コンビニエンスストアなどの店舗向けの需要を見込む。
同社の07年3月期の全社売上高は前年度比0.2%減の174億円。このうち7割強を占める大手ゼネコン向けを中心とした建設現場用仮設ユニットハウスのレンタル事業の売上げは同8.3%増だった。しかし、08年3月期は大手ゼネコンの海外進出が進み、「売上高の伸びは3%台にとどまる」(長妻貴嗣社長)とみている。このため、全事業の2割近くを占める建築物件販売事業を経営の第2の柱として育成する。
※松下電工株式会社の登録商標
平成19年6月26日 日刊工業新聞 21ページ |